釣り場でルアーを拾うと、70%くらいでリーダーも一緒に付いてます。ルアーロストが多い方は、ラインの強度を測り、強度が出ているか確認した方が良いと思います。
ラインなんて繋がっていれば良いと思いがちですが、慣れない内は結束強度しっかり試しておかないとラインの強度以下で切れてしまうため、せっかく大物が掛かった際にラインブレイクなんて事になりかねません。ラインブレイクするとシーバスにルアーが残ってしまします。ルアーが残ってしまったシーバスの生存率は低下する事が予想され、今後釣れる可能性のあるシーバスが1匹減ってしまいます。
自分の場合は、シーバスフィッシングを始めて半年後くらいにスナップのとリーダーの結束方法を変えてから、急激に強度が落ちてルアーロストを繰り返しました。結び方を変えた場合も再確認した方が良いと思います。
根掛かりなどで、ラインを切る場合に理想的なライン切れる場所は、スナップとリーダーの結束部分だと思います。ここから切れるとリーダーがメインラインに残るので新たなスナップを結びつけるだけで、釣りを再開できます。釣り場は、風があったり暗かったりでノットを組むのは面倒ですので、練習しておいた方が良いと思います。
結ぶ順番
ここは初めての方向けですので、必要に応じて読み飛ばしてください。
ラインを結ぶ順番は、図の①→竿のガイド→②となります。
まず、リールからPEラインを引き出し、PEラインとリーダーをFGノットで結束します。
私は、最初にFGノットがどうしても出来なくて、写真に写っているハピソンのラインツイスターYH-716と言う商品を使っています。これも慣れが必要なのですが、慣れてしまうと無理にこれをやめる必要もなくずっと使用しています。ラインツイスターの使い方はこちらからどうそ。
ノットは上手く締めこめると、PEラインが透明っぽくなるので一目でわかると思います。
次にリールを竿に取り付け、ラインをガイドに通して、リーダーとスナップを結束します。
結束方法は、パロマーノットがお勧めです。パロマーノットのやり方はこちらをどうぞ。
個人的には上の写真の振り出し竿で、リーダーとスナップまで付けた状態で釣り場に行くのが好きです。短時間の釣行でも、ドラグを緩めて竿を伸ばしで釣行開始。終わったらリールを巻きながら竿を縮めれば終了でき、私のように夕飯前に1時間だけ釣行なんて人にはピッタリだと思います。
竿はシマノのフリーゲームS86ML-2と言う竿を使っています。この竿で73cmのシーバスを釣った事がありますが振り出し竿でも問題なかったです。
ベイトリールの時は、良い振り出しロッドが見つからなかったため、2分割の竿を使っていますが、この場合もスナップまで付けて現場に持ち込んじゃいます。
本当は移動中にラインが傷付く可能性があるのでお勧めでは無いですが、自分は自己責任でやってます。
吊り下げ秤での強度チェック
ラインシステムを組んだら、家の棚とか手摺にS字フックを付けて、写真の吊り下げ秤を接続します。吊り下げ秤にスナップを接続して、手袋をしてラインを手にくるくる巻き付けて、秤の表示を見ながら引っ張りどこで切れるか確認します。
※吊り下げ秤はAmazonで\3,000程度です。
理想は、リーダーの強度の70%くらいで、スナップとリーダーの接続から切れる事です。
具体的に言うと以下の構成の場合、リーダーの引っ張り強度8kgの70%(5.5kg)くらいの負荷で、パロマーノットの部分で切れるのが理想です。ラインの引っ張り強度は直線の状態での引っ張り強度を表記されているため、結び目の強度は低下します。
※私がスピニングで良く使う構成を記載します。
スナップ:エバーグリーン EG ワイドスナップ #2 強度の記載なし
↓
パロマーノット
↓
リーダー:SEAGUAR Premium MAX SHOCK LEADER 4号 17.5lb=8kg
↓
FGノット
↓
PEライン:RAPALA RAPINOVA-X 1.5号 29.8LB=13.5kg
参考までに切れた場所によって考えれる原因を記載しておきます。
・スナップが開いた:スナップの強度不足、もっと強いスナップに変える。
・パロマーノットで切れた:ここで切れるのが理想だが理想の強度が出なければ結び方を見直しする。
・リーダーで切れた:リーダーが傷付いていたか、品質の悪いリーダーだった←当たった事ないです。
・FGノットで切れた:結束の仕方を見直してください。PEラインが悪い場合もあります。
・PEラインで切れた:PEラインが傷付いていたか、品質の悪いPEラインだった←Amazonで安いの買ってノット閉めこむだけでプチプチ切れるPEラインを引いた事があります。購入時はちゃんとしたメーカーの物が良いです。
自分が以前ハマったのは、パロマーノットで強度が出ない事でした。上の構成で2kg行かないくらいで切れました。原因はパロマーノットの開始時にリーダーを折り返して始めるのですが、この折り返しは柔らかくU字で始める必要がある所を、しっかりリーダーに折り目を付けてV字にして始めた事です。当たり前ですが、リーダーをぼっきりV字に折り曲げているので、そこの強度が極端に落ちました。今考えると恥ずかしいです。
2kgのドラグ設定を覚える
ついでに、2kgのドラグ設定を覚えます。
先ほど同様に、家の棚とか手摺にS字フックを付けて、写真の吊り下げ秤を接続します。吊り下げ秤にスナップを接続し、ドラグノブを調整して秤の表示が2kgになるドラグ設定を行います。
設定が出来たら、リールの上のライン(写真の矢印の位置)を手に巻き付けラインをリールから引き出し、2kgのドラグ設定の重さを覚えます。
2kgを限界値として、好みでドラグ設定を決めます。私は緩いのが好きなので1kgちょっとくらいだと思います。釣りながら色々試してみてください。
ドラグが締まっていると、魚が掛かった時の合わせを入れてた際にフックが掛かりやすくなりますが、手前でバラしやすくなります。
ドラグが緩いと、相手合わせでのフックの掛かりが良くなります。
この辺は、まだ自分も試行錯誤中なので研究中です。
リーダーの交換頻度
自分は、1回の釣行時間が1-3時間と短い事とめんどくさがりのため、5回に1回くらいしかリーダーの交換をしません。
まったく釣れずに坊主で、根掛かりもしなくてリーダーが水に浸かっただけで交換するのは面倒でして。もちろん、魚を釣った後と根掛かりを外した後は、リーダーを触って傷の確認をしています。
傷があるとザラザラするので簡単に分かると思います。
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